サザンオールスターズの人気を決定的にした「いとしのエリー」を収録するアルバム。
レコーディング中に出演した『ザ・ベストテン』では、桑田佳祐が「ノイローゼ!ノイローゼ!」と絶叫して話題になった。ハードスケジュールに振り回され、本作はテレビ局スタジオとレコーディングスタジオのまさに往復によってできたもの。自著で原由子は、「本当にノイローゼになりそうだった」と語っている。
アルバムの歌詞カードを見ると、収録曲の「奥歯を食いしばれ」「アブダ・カ・ダブラ(TYPE2)」「ブルースへようこそ」には記号(♪◎△●♂…)が書かれている。
この理由には諸説有り、
①放送コードに引っ掛かるフレーズがある。
②別段歌詞カードに載せるような歌詞ではない。
③歌詞の完成が印刷に間に合わなかった。
などの説が挙げられているが、③が有力。
また、CDの形態ではまったく気が付かないが、本作はレコードのA面とB面の二面性をよく考えた上で収録曲の順番が決められているところも面白い。レコードの場合、A面の最後の曲は「アブダ・カ・ダブラ(TYPE1)」、B面の最初の曲は「アブダ・カ・ダブラ(TYPE2)」になる。CDの場合は、前者のラストと後者のイントロには飛行機の音が連続して入っているが、レコードの場合は、一度レコード盤を引っくり返してB面にしたところで続きの飛行機音が聞こえる仕掛けになっているというわけ。
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